-設計エピソードその①-  4つの顔をもつ「店舗・賃貸付き住宅」の建て替え


店舗付き住宅
店舗側外観


設計する上で一番大事なことは「立地条件」

・住吉大社近くで、隣接地もお寺があり歴史を感じる街並み。

・駅地下で商店街もあり利便性が高く住みやすい環境

この条件は設計する上で最高の条件でありました。


お客様は

私が通っている美容室の先生でこの住吉店を足掛かりにお客様を増やし

心斎橋店の自社ビルをお持ちで、月に1回だけ東京西麻布のお店をオープンされ

メディアにも出られている人気先生です。



設計のお仕事を受注するまでの経緯は

私が髪の毛を切ってもらっているときに、

進行中の自宅兼美容室の「建て替え計画」の相談を受けた事が始まりでした。


「光が入りにくい」「敷地が狭い」など設計段階でかなりお悩みの様子でしたので

「ご提案しましょうか?」とお伝えすると曇り顔が一変して明るい笑顔になりました。



設計開始

現在3階建ての自宅兼美容室で暮らしながらお隣の老夫婦が土地を売ってくれるとの話から敷地拡張での「建て替え計画」です。


もともと狭小地であったものがお隣と一体型になることにより理想的な敷地形状になり

設計もどんどん進み、新たに「自宅・美容室・テナント・賃貸」計画となりました。






計画も大詰めのころ、ハプニングです。

なんと突然となりの建物に足場が立ち改装を始めたのです。

スタッフが老夫婦に話を聞くとあと2、3年ここに暮らすそうです。

先生も「びっくり」で落胆しました。

私からの励ましの言葉を前向きにとらえ現在の狭小地で再設計をしましたが

難航しました。


奇跡の奪還

先生から突然の連絡です「裏の土地が売りに出ているのよ」と大騒ぎです。

先生はやはり何かを持っている方だと痛感しました!。

先生の夢の復活!本当の再設計スタートになりました


土地形状の問題

買われた土地は北側の暗い土地。計画地は旗竿地で計画は難航しましたが

最大のメリットは2つの道に面したことでした。




光や風に取り入れはアイデアや工夫で可能ですが二面接道という好条件は

今回の複合施設の場合うれしい誤算でした。




新コンセプト抽出

先生は植栽の緑が大好な方なので「グリーンに囲まれインテリアを楽しむ空間づくり」

として設計を進め、最終的には「みんなの帰る場所、みんなのお家」としました。




デザインコンセプト

光と風の取り入れ方とコンクリート壁面の素材感の見せ方など工夫しました。

オーナー宅・美容室・テナント・賃貸が一体となった建築が完成しました。




オーナー宅はメゾネット方式でパーティーができる室内パティオや

大きな吹き抜け螺旋階段・プライベートバルコニーを配置し邸宅感覚の設計を施しました。


店舗併用住宅

ゾーニングや導線分離も2つのボリュームで分断しコア(階段・EV)縦導線で整理しました。それにより不特定多数の方と顔を合わすことなくプライバシーを確保しながら

それぞれの用途を安心して使える建物となりました。






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